つらわら

つらいときほど笑えないから

『たまゆら 卒業写真 第1部』を見に行ってきた

広島県竹原市を舞台にした日常アニメ『たまゆら』。OVAから始まり、二回にわたってTVシリーズが放送されたアニメです。女子高生4人が主な登場人物ですが、古風な街並みを舞台に広がる物語はしっとりとしていて癒されます。

OVAとTVシリーズ一回目が高校1年、シリーズ二回目が高校2年のエピソードで、劇場版となる今回はついに高校3年生になった4人の姿が描かれます。

劇場情報 | たまゆら〜卒業写真〜


簡単なあらすじなど

これまでのおなじみ4人(楓・かおる・のりえ・麻音)も高校3年生。ゆるふわな日常は相変わらずですが、卒業後の進路のことが本格的に気になり始めている4人。これまでの作品より、来るべき将来に対して、少し不安げな姿が印象的です。

上映時間は1時間程度ですが、実際行ってみたら最初の10分くらい広告でしたので(笑)、実際の上映時間は50分くらいです。


コンパクトな作りであり、初心者向けの説明パートはそれほどなかった印象です。日常モノですので難解な設定はありませんが、登場人物や人間関係、これまでの出来事などを知っていた方がより楽しめるかと思います。

劇場お値段1300円でした。上映時間が短いせいか、通常の劇場料金より少しリーズナブルです。

変化に富んだ、春らしい内容だった

本作からカメラ部に新入部員が登場しますが、なかなか強烈なキャラでした(笑)

そのキャラも相まって、「これから本格的に始まるエネルギッシュな高校生活」を感じさせます。それはまさに、主要キャラである楓達4人がこれまで過ごしてきたような・・・(これまでの作品で描かれてきたような)

これまでまさにそういう日常の中にいた4人ですが、3年生になったことで、将来のことへの悩みや不安がちらつく様子。

かつての楓達とダブるところもある新入部員の姿と、そうではなくなった楓達の姿の対比で、4人の立場の変化を感じました。


また、これまで主要人物として登場した人にもある変化が。

「何かが変わるとき、他の何かも一斉に変わり始める」という『ARIA』のワンシーンを彷彿とさせる変化でした。このシーンの写真でちょっとうるっときました(笑)

劇場グッズ特典

たまゆらの劇場公開は2週間限定のようです。見落としてたので少し意外でした。最近は映画のスケジュールも入れ替わりが早いので、劇場で見たい方はお見逃しなく。スケジュールは公式サイト確認まで。ウチは昨日が最終日でしたが、これから公開が始まる地域もあります。

劇場特典として1週目は「サイン入りキャラクター色紙」、2週目は「シリアルナンバー付き学生証」が数量限定で配布されます。

自分は特典狙いではなかったのですが、学生証を普通にゲット(笑)

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特典があること自体知らずに行って、入場時に普通にもらったので何も思ってなかったですが、数量限定だったんですね・・・。こりゃ運がよかった。学生証にはいろいろ特典があるみたいです。

1週目と2週目で特典が変わるというニクい設定もありますし、特典狙いのたまゆらーの皆さんは足繁く劇場に足を運ぶことになっていたんでしょうか。

ウチは田舎なのでこの辺の競争率は低めっぽいですね。昨日も最終日に行ったのに普通に学生証もらえましたし(笑)。劇場限定ブルーレイの方はさすがに売り切れていたようですが。

劇場で見て、やっぱりよかったかなーと思う

グッズ特典はすさまじさがありますが、自分はグッズ収集にはあまり関心がないので、それよりも「大スクリーンでたまゆらが見られる」ことの方が特典だったと思います。DVD等で家庭でも見られるでしょうが、おなじみのシリーズを劇場で見られる機会はなかなかありませんから。自分の狙い一番はこれだったと思います。

たまゆら』自体がほんわかした作品ですので、劇場だからこその手に汗握って見るような形にはなりませんが、感動的なシーンを大画面・大音量で見られて、やっぱりよかったかなーと見終わって思います。


あとはいち早く『たまゆら』の新シリーズが見られるという時間的なメリット。たまゆら命の方には代えがたいメリットでしょうねー。自分はいつか見られたらいいかなと思う派ですが、今回は都合がついたので足を運んでみました。


一度劇場で見てみると、「あ、次も劇場で見たいかも」とちょっと思います。

上映時間もお手頃で見やすいですし、お値段もややリーズナブルですので、『たまゆら』ファンの方は一度足を運んでみるのもいいかと思いますー。