つらわら

つらいときほど笑えないから

平岡はこっから持ち直してほしいよね-(『SHIROBAKO』)

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平岡はリアルだと思いますわ

ひたすら暴落状態だった平岡株に改善の兆しが・・・。
まさかの癒しキャラになったタローとの不思議な絡みで飲みに行って、ようやくらしさが垣間見れましたな。

正直擁護しづらい態度だったけど、ああなるほどねと。そういう経緯でそうなったのねと。リアルだなーと個人的には思いましたよ。



そりゃみゃーもりや社長みたいにキラキラ夢を持てたら素敵ですけど、現実はなかなか、ね。

自分は平岡の方にリアルと共感を感じます。
ていうか、若干あんな感じで腐ってた時期が俺にも(ry

真面目過ぎる人、理想を追い求めてしまう人、大概現実を前に目の輝きが失われていき、発狂して墜落していくんすよな。現実を前に膝を屈した、元・真面目な人、みたいな。



ま、100%こういう人を擁護できるかといったら、ちょっと微妙かなーと思います。

世の中も人間も理屈通りに動いてるわけじゃないですし、そういうのを含めて「人間」、「世の中」なんですよな、たぶん。知らんけど。

そういうのを全部正論や理想で押し通そうとすると、そりゃ現実と噛み合わんことも出てくるかなーと。


運も悪かったんだろうとは思いますけどね。

現実を知っている人の言葉には重みがある

最近までの平岡の態度はさすがにアカンと思いますけど、現実を知っている人の言葉に重みがあるのは一定の事実です。

現実を知らない人は無敵です。
どんな大風呂敷でもいくらでも広げられます。現実を知らないからこそ、ずいぶん聞こえのいいことを並べることもありますが、そういうのは総じてふわふわしてるんですよな。

熱意は伝わってくるけど、具体的な話が全然出てこない、みたいなね。



そういうのに比べたら、平岡の言葉の方が重みがあるように感じる。
少なくとも彼の言葉は目の前の現実を知った上での言葉ですから。若干腐ってるけど(意味深ではない)


現実を知らないからこそ語れる夢物語。
現実を知ったからこそ飛び出してくる身もフタもない言葉。

どっちがマシかと言われたらどっちもどっちで、できれば「現実を知った上で、それでも語られる夢物語」が一番いいんじゃないかと。勝手な願望ですが。



みゃーもりや社長は一本気すぎて、なかなか共感できないんですよね。
ああいう風に生きれたらいいだろうなー的な、いかにもアニメキャラ的な好感は持ってますが、平岡はもっと現実寄りの匂いをまとったキャラで意外と親近感を持ってます。

だからこそ平岡はこっからまた持ち直してほしいなと、見ていて思いました。
現実を知り、一度は腐りもした彼の口からまた夢が語られることがあれば、それは一途に夢を追い続けてきた人にはない味や重みが出てくるんじゃないかと。


現実でもなかなか一途に夢を追いかけるなんてできないですよな。そんな人で普通に溢れてたらもっと世の中平和だっての。

漠然と持っていた夢に近づいてみたら違ったなと思ったら、修正を加えていいと思うんですよね。その度に夢は現実的に軌道修正され、実現の日が近付くと思うんですよ。



平岡の再生と逆転を期待せずにはいられない…!